家はすべての原点です
家づくりのきっかけは、長女の小学校入学だったそうです。
狭いアパートに住んでいたので、子どもの部屋がほしいと思ったのがきっかけとのことでした。
「一番のこだわりは、やはり間取りと家事動線が良いようにするというのと、若干間取りを変更してでも、階段のところを吹き抜けのあるリビングしたかった。キッチンは対面式にして、カウンター越しにお友達とおしゃべりを楽しめたらと思いました。また、風水で東に赤いものがあると良いと聞いたので、玄関ドアは赤にしました」と奥様。
家づくりの依頼先を氏家にするのは、担当が縁戚でしたので、特に迷いはなかったそうです。住宅展示場をまわったりもしたそうですが、あくまでも、間取りを確認しに行ったとのことでした。
「収納の確保には苦労しました。階段下を隅々まで使えるようにしていただいたので、収納力がアップしました。また、子ども室の真ん中のところに、ウォークインクローゼットを作ったのも良かったです。作る前に散々要望を言ったので、満足しています」とうれしいことをおっしゃっていただきました。また、「夏は涼しく、冬暖かいので、かける布団を少なくしています。朝起きるときに苦痛がないので、朝の行動が早くなりました」と住んでからの感想を語っていただきました。
「打合わせをしていくと、ドアがどれとか、キッチンがどれとか、それまで平面だったプランが段々と立体になっていくのですが、その過程が楽しかったです。完成したときの印象は『わー、すごい』でした。地縄張りのときには、狭いと思いましたし、基礎もおもちゃのように見えたので、出来上がって空間もこんなに大きくなるものなのだと、ただただ驚きました」
「なんといっても、狭いアパートから出て、家が広くなったことで、気持ちに余裕が出来たことです」と入居後の感想をいただきました。
お気に入りの場所は、夜、星が見られるという、スカイバルコニーで酒を飲むことですとのことです。ここは、唯一家でタバコを吸っても良い場所のようです。あとはやっぱりキッチンだそうです。アパートに住んでいるときには、やはり寒くて、隣の居間の暖気が逃げないように閉め切って家事をしていたようですが、今のキッチンは快適ですとおっしゃっていただきました。
「家はすべての原点です」と語るご主人。自分の始まる場所でもあり、帰る場所でもあり、離れない場所でもあるそうです。
また、これから家を建てる方にアドバイスをとお願いすると、「設計から自分の考えを持ち、担当の方に相談し、わかるまで、納得するまで話すことが大事だと思います。そのためには、建てる前に自分で本やチラシ等を見たりしてある程度踏み込めるように勉強することが大事でしょうね」といただきました。